2006年03月09日

最強!X氏の麻雀闘龍門

麻雀におけるツキと流れ


最近、機会があって「2ちゃんねる」なるインターネットのサイトを覗いてみた。

よく分からないのだが、
どうも麻雀のことに関していろいろ持論なり成績なりを勝手に掲示板に書き込みあうサイトのようだ。

書き込み者も読者も初心者しかいないと言うことなので書いてあることは他愛ない。

しかし、いつも言っているのだが、
今さらながら驚くのだが「ツキ」とか「流れ」とかに左右されすぎている
ということを強く感じてしまうのだ。


この問題はなかなか根が深いようだ。


ちょっとした論理を並べてもなかなか理解してもらえない。
確かに麻雀は確率だけでは語れない。
しかし、不可欠な条件なのである。
十分条件ではないが必要条件なのだ。


どれだけ絶好調の日だったり流れが良いからといって、
4枚涸れたカンチャンはどんなに祈ろうが永久にあがれないのだ。

「いくら何でもそんなことはしない」というかもしれないが、
五十歩百歩の打ち方をよく目にする。

経験上、30年のキャリアを持つ者も含め、
100%に近い人が大なり小なりこの運や流れに左右されているのも事実であろう。

どうしてこういうことが起きるか。
おそらくキャリアとはほとんど関係なく、
麻雀をおぼえて数年で自分の打ち方が固まってしまうとなかなか変えられないからであろう。
 

「麻雀に流れなどない」というのが私の持論だが、反論は多い。

これには「流れ」というものの捉え方の差もあるだろう。

私の考え方を別な言い方にすると、

《麻雀に流れがあると思っている人がほとんどで、それに左右されるため、そこを突くことは勝率をあげるためには有効である》

ということになる。

事実たまたま大物手を連続してあがった次局、
親で安手のカンチャンだがここはリーチ、ということはある。
それは流れが良いからツモれるだろうとかと考えるわけではない。
ここでリーチなら三人の今の心理状態では向かってこれないだろう、と考えるわけである。

それを流れに沿った打ち方だという人がいるかも知れないが、やや違う。
あくまでも利用しているだけで、
仮にもし打てるメンバーが揃ったら安易なリーチにはいかない。
 


麻雀は基本的にこんな競技だと考えるのだがどうだろう。


箱の中に百枚のカードが入っている。

それぞれ色の付いたカードで自分が選んだ色を引いて勝ち負けが決まるというもの。

色は4種類でその内訳は

赤・・・30枚
青・・・25枚
白・・・25枚
黒・・・20枚


ルールは4人が順番に引くのだが、
引く前に「赤!」などと宣言して引く。

見事に当たると2ポイントがもらえる。
しかし、親の時あてると3ポイントが手にはいる。

ABCDの4人の勝負として、まずAが親。
親が引いた後、それぞれ子が色を指定して引いていく。
親が当たったとしたら当たった子から1ポイント、はずれた子から3ポイントもらえる。
親がはずれたら当たった子にのみ2ポイントずつ払うわけだ。
そして、親が当たると何回でもその親は続く。
はずれたら次の者が親。
そして、これは決めなのだが、親が一巡、または二巡したところで勝負は終わる。
その時点でポイントの多い巡から着順が決まるという競技だ。

さて、どうであろうか。

実際には麻雀はもっと複雑だ。
しかし、突き詰めるとこのような競技に近いと思うのである。

この場合の必勝法はあるだろうか。


答えはある。


常に「赤」を指定し宣言することだ。


「そろそろ青だ」とか「今の流れだと次は黒だ」などと考えず、
何万回やっても「赤」だけを宣言し続けるのだ。


時には負けるだろう。


一回の勝負に一回も「赤」を引けずにラスをとることもあろう。


「黒」を宣言し続けた者がぶっちぎることもあろう。


しかし、「赤」を選び続けるのだ。
決して「流れ」など読んではいけない。
もし、相手の3人が「流れ」に惑わされる打ち手ならラッキーだ。

長い目では絶対負けることはないだろう。

「そんなのは当たり前だ」というかもしれない。
しかしながら、普段やっている麻雀と根本は何ら変わりない。

強者、つまり同じように「赤」を宣言し続けるメンバーが4人揃ったことなど一度もない。
それどころか一人いるだけでも珍しいことだ。
もし、4人揃えば勝負はまさに時の運になるだろう。
私もぜったい勝てるなどと思えるはずもない。

実際の麻雀では、先ほどの競技のように100分の30、
つまり30%の確率で赤が引けるというほど単純な確率ではない。
だから多くの人が惑わされるのだ。

それは
「常に確率の高いことが起こるわけではない。しかも、連続してその現象が起こる確率はむしろ少ない」
ということである。


一番確率の高い「赤」を連続して引ける確率はどうだろう。

それはわずか9%である。

3連続となると2.7%になるのだ。

4連続でおよそ0.8%だ。

だから普通3、4回くらい引くとほとんど一回ははずれるのである。

だから、リャンメン待ちがカンチャンに一回くらい負けても全く不思議ではない。

同じリーチを比較しても、
一つ待ちの場合はその一種類の待ちのあがれる可能性を十分吟味しているケースが多く、
リャンメンなどはただ、その形にとらわれ、さほどアガリやすくもない待ちの場合が多い。

只でさえその待ち数ほどの差はないのだ。
だからリャンメンが2回3回と連続して勝つことの方がむしろラッキーなのだ。

この点が理解できれば、少なくともチャンス手がカンチャンリーチに負けても、
それほど熱くならなくて済むのではないかと思われる。


今度は逆に一回も「赤」を引けない確率はどれくらいだろう。

1回では70%。

2回では49%で

3回では34.3%。

4回とも「赤」が引けない確率は約24%となる。


だからこれも理解すれば東場で毎局いい手がテンパイするがあがれなくとも、
さほど珍しいことではないと冷静でいられるようになる。

とにかく麻雀において必要以上に熱くなったり
(闘争心を持ち続けることは非常に大切なことだが)
冷静さを欠いたら、それだけでもう負けである。
よほどのラッキーがない限りその日は勝つのは難しいだろう。


今度は「黒」を考えてみる。

一回で引ける確率は20%だが、

2,3,4回連続で引ける確率はそれぞれ4%、0.8%、0.16%である。

つまり「赤」に比べ回数が多くなるに連れてその差は広がってゆくのである。

「黒」を連続して引けない確率を見てみると、

1回では80%。

順に64%,51.2%,約41%である。

つまり、3回引いてもむしろ一回も引けない確率の方が高いのである。

この「赤」と「黒」の差をよく理解しなくてはならない。

これは麻雀の一局において選択すべき打牌が4種類あると仮定しての話である。
前半の手作りの方向で2種類。
最終のテンパイにとるか高く狙うかリーチをかけるかなどで2種類。
合計4種類の選択肢があると仮定しての話であり、実際はもっと多いのかも知れない。

つまり言いたいのは、

一回の勝負ではわずかな確率の差なのでどちらに転ぶか分からないが、
回数を重ねれば重ねるほどその差は歴然としてくるのだ。


もちろん麻雀はこのような確率だけでは推し量れない。

この上に高度な心理的な読みが必要になってくるのだ。


しかし、少なくともこのような基本を理解せずに
「流れ」や「ツキ」に惑わされているようでは、土俵にさえ上がれない。

常にその場の状況に合わせた最善の打牌をうち続ける。
そして、その一局の結果にとらわれるなということである。

これが出来れば間違いなく数段成績はあがるはずだ。
その上で、その「最善の打牌」は何かを追求してゆくのだ。

この考え方の順番を間違えると、
何万回打っても結果にのみ振り回される負け組になるのである。




※この記事は最強X氏が3〜4年前に書かれたものです。

※私(佐竹)の独断で、大切だと思う部分に色を付けさせていただきました。
posted by 佐竹孝司(豪運王) at 19:30| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 最強!X氏の麻雀闘龍門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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