2006年05月31日

厳しい面子だから

27日の馬身セット麻雀で、
思いもかけず私の一打が賞賛を浴びました。

このブログを始めた時から書いてますが、
そりゃもうキツイくて厳しい面子です。

並の打ち手なら「良い手順」となる所は「普通でしょ」となる。

綺麗なタンピン三色や、無理気味に仕上げた大物手などには、
「アガれる時はアガれるし」くらいのモノである。

対局後の飲みながらの感想戦でも、
滅多な事では「あの一局(一打)は良かった」
という意見の無い厳しい面子だからこそ嬉しいものがある。


局はオーラスで私が3着目のラス親

持ち点は一万四千点くらいで、
ラス目の無邪気なI氏とは三千点ちょっとの差。

トップ目の最強X氏と2着目の押しのH氏の差も、
テンパイ・ノーテンで変わるという
上と下でそれぞれの戦いが熱い局である。

もらった配牌はお世辞にも“普通”とも言えない。
コツコツとテンパイを目指すのだがまるで亀の歩み。

X氏・H氏共に手の進行が遅いようなのが救いか?

そのうち無邪気氏がHポン四ポン(だっけ?)と仕掛ける。
万事休す、である。

役牌はあらかた切られているなか、
中盤で生牌の南(無邪気氏南家)をつかまされる。

こりゃ切れんか・・・
南を抱えたまま手を進めて行く。

>X氏・H氏共に手の進行が遅いようなのが救いか?
が一転して、安手でアガってくれると有難いかも、になる。
が、その気配はまるで無し。

イーシャンテンにまで漕ぎつけ最後のツモに力を込めるもテンパらず。


さて、ここからである。

通る牌はいくらでもあるのだが?

I氏との点差が微妙で、
二人テンパイなら変わらず、
一人or三人テンパイだとラスに転落である。

この時の私の推察では、
無邪気なI氏=テンパイ
最強X氏  =ノーテン
押しのH氏 =ノーテン
と読んでいた。

通る牌は山ほどあるが、
それを切ったらラス転落濃厚な訳でそれは頂けない。
数秒思案して最後のツモで持ってきた中を切った。
(中は序盤に私か切った1枚だけが捨て牌にある)

「ポン!」

H氏の発声が女神の発声に聞こえましたw



結果的には、I氏は途中で南バックのテンパイを外し(巡目的にやや温い感がある)
トイトイを付けようとしてノーテンであったのだが。


こう文章にすると、誰でもそう打つんじゃないか?
とも思えてきたが、
考えれば考えるほどそう簡単では無い。

無邪気なI氏=テンパイ
最強X氏  =ノーテン
押しのH氏 =ノーテン

これが確定事項なら中を切る一手なのかもしれないが、
それは私の読みであって確定ではないのだから。

※中が私の切った1枚のみなのは不自然
 オリてるX氏が1枚掴んでもう1枚は山、という確率より、 
 他3人の誰かがトイツにした可能性が高いと判断。 
 H氏なら途中で中をツモったらツモ切りするだろう。という読み。



以下、最強X氏からのメール文

相手のテンパイ気配を読み違えると大変なことで、
中によって振り込んだり、I氏をハラしたり、
または、実は二人がハッており、
3人目までハラしての一人ノーテンなどのリスクがあります。
そういう意味では牌効率などとは比べものにならないほど
判断が難解だと思います。
結果は最悪の可能性はあるものの、
そういう「読み」をし、実行に移したところが素晴らしいです。


実際、私はI氏はテンパイと読んでいたがノーテン。
途中、待ちを選択したのか?という間があったので、
南は暗刻かもしれないと読んでました。
(I氏はそこでトイトイに走った)




以前にちょっと似たケースがあった。

その時も私がラス親で、
残りツモ4回くらいでテンパイしないと終了という場面。

私が欲しい牌は場に多く切られ、自力では難しくなんとか鳴きたい。

そこで私は、
毎巡の手牌の手出し入れ替え行為をして上家に必死にアピールw
(前巡のツモ牌を右端に置いておき、次巡に切るを繰り返した)

その時の上家がX氏。確かトップを狙える2着目だったか?
X氏もそのまま終わるのは不本意。
そのX氏の思惑に期待してのアピールであったのだが、
しかしX氏からすれば、
『たった今の入れ替えでテンパイした可能性』も否定は出来ない。


X氏、最後の打牌でしばし熟考の末、私が鳴ける牌をピンポイントで切る。

この芸当も読みの出来ない打ち手には無理である。
相手の危険牌(手牌構成)が読めていなければ、
欲しがってる牌も切る事は出来ない。

さらに論外なレベルだと、そういう思考にも達しないのであろう。



こんな厳しい面子と打って、

こういう酒の肴になる一局に出会えるから、

このセットは本当に素晴らしいのだと思う。






5月〜の成績です

ゲーム数

・最強X  252
・マイトY 246
・押しのH 200
・無邪気I 146
・佐竹   122
・オカルT 87
・連盟S  20
・尾崎   15

規定ゲーム数(84)未満は参考扱い


平均順位

・マイトY 2.411
・佐竹   2.418
・最強X  2.456
・無邪気I 2.575
・押しのH 2.590
・オカルT 2.851
・連盟S  2.200
・尾崎   1.800


トップ率

・佐竹   0.295
・マイトY 0.264
・押しのH 0.255
・最強X  0.242
・無邪気I 0.219
・オカルT 0.172
・連盟S  0.250
・尾崎   0.467


防御率

・最強X  0.210
・佐竹   0.213
・マイトY 0.228
・無邪気I 0.281
・押しのH 0.305
・オカルT 0.391
・連盟S  0.050
・尾崎   0.000




《西葛西超豪華面子三麻》

ロン2リアル大会の後に新宿で開催
マスターズ覇者の阿部孝則さんをシバき倒すも、
その後、西葛西まで拉致されシバき返されてほぼチャラに。

5/21 +0.3P

トータル +2.8P



《馬身セット麻雀》

27日はビビりました。
開始からの東南戦6半荘で▲15P超え!
「こりゃ久々のダブル、いやトリプル初体験か?」
と、凹んでたら“突確暴走モード”ならぬ“突豪運タイム”www
そこから30P出ました。

5/27  +16.1P
5/28  ▲ 1.8P

トータル  +62.2P







十段戦???

いや、

書くようなことは何も無かったよ?

卓内3位でクジでも引ければ『豪運王の本領発揮』とか書けたけどさ・・・


posted by 佐竹孝司(豪運王) at 00:45| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬身セット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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