22才くらいの頃だろうか。
その頃通っていたのは上尾の雀荘だったが、
そこで朝方にお決まりの面子になると、
最後の1戦のラスに罰ゲームを科す、という遊びをやっていた。
面子は、当時26才くらいのメンバーと18才のバイトとその友人と私。
最初は、腹が減ってきた頃に「じゃあ、次ラスのやつが弁当買出しね」
というような具合だった。
ある日のラス半(朝10時頃)で、私が、
「この後メシ行く?」と聞くと、
若いバイトが、
「そうだ、○○さん、この半荘ラスだったら1300gカレー挑戦して下さいよ」
と、メンバーに言い出した。
聞けば、数日前にカレー屋に行き、1300gカレー完食で無料、を
「お前やってみ」
「無理ですよ。○○さんこそやってみて下さいよ」
な、やり取りがあり、ふと思いついたと。
で、メンバー、
「じゃあさー、この半荘ラスだった奴、1300gカレーね?」
え!?
しかし、私も若かった。
「ほほう、やろうか!でも泣いても許さないぜ」
連盟に入ってからは、緊張感のある戦いやトップ条件・ラス以外条件、
というのを打つ事も増えましたが、
当時はそういう対局は無かったので痺れました。
例えば、ラス半のみレートが○倍、とかにしたとしても、
結局お金で済むのでちょっと引き締まるくらいでしょう。
しかしね、その時は《ラスだと1300gカレー挑戦》ですよ?
そんなの挑戦したくねーって!
しかも打ってる最中に、
「一緒だと恥ずかしいから、ラスは5分遅れで一人でね」
とか、だんだんキツくなって行くし。
この戦いではメンバーがラスってしっかりと1300g挑戦しました。
(結局席は一緒でした)
その日を境に、この面子で店を閉める時はラス半は罰ゲーム付き、
というのがしばらく続きました。
罰ゲームは《恥ずかしい系》でしたね。
コンビ二で、男が買うのはちょっと変だろ、なモノを買ってこさせるのが主流。
今やれと言われても、絶対に受けませんよ。
何回かやってると、その罰ゲームの1戦の、
危機感や緊張感が満足感や充実感になり、
お金で済んじゃう戦いが物足りなくも感じたりしていました。
※ただそれは『お金で済む』という自分の気持ちの持ち方がいい加減なわけですが、
15年も前の、麻雀に対する熱も低かった頃の話しですので。
痺れる1戦を求める気持ちは、この時芽生えたのかもしれませんね。
その後、そういう戦いを求めて連盟入りした訳ですが。
注意・罰ゲームを求めていた、と言ってるのではありません
最近はタイトル戦の方もめっきりダメです。
決勝なんて2年もやってないですよ。
再び、あの緊張感を味わう為に、今後もより一層頑張ります。
=おまけ=
あの頃の罰ゲームで、秀逸だったものを一つ紹介しましょう。
”一人ルパンごっこ”という遊びです。
有名な遊びなので、知ってる人も多いとは思いますが、知らない人の為に説明しましょう。
簡単なので手順をしっかり覚えて遊んでみて下さい。
@まずコンビニ(じゃなくてもいいが)に行きます。
Aレジでお金を払い、店を出ます。
B買った品物をどこかに置いて店に戻ります。
Cさきほどレジを打ってくれた店員にこう尋ねます。
「おい!今さっきこんな顔をした奴が○○を買って行かなかったか!?」
(こんな顔、の時に自分の顔を指差します。○○は自分が買った物。)
D店員が「はい」とか「お客様ですよね?」とか反応する。
そしたら、
E
バカモン!それがルパンだ!追えーー!!
と、叫びながら走って店を出る。
んんん、なんとも懐かしい。
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