2006年01月17日

最高位戦新春ペアマッチ

めろん組大活躍!!


1/15(日)
最高位戦が主催する新春ペアマッチに出場しました。

桶川めろんの樹から7ペア14名が参加。

その他の大会等にも結構参加しているし、
雀荘単位ではかなり麻雀界の盛り上げに貢献している店でしょうね。


参加ペア

・店長&姫
・佐竹&小川(桶川の奇跡)
・平山&増ジイ
・村上&新井
・真帆&深井(ボンクラ)
・後藤&吉崎
・佐藤&浅見(骨折中)


思っていたより連盟員は少なかったです。
C2以下はリーグ戦の日ですからね。
有名所は現發王位の藤中慎一郎さんとヒサト氏くらいでした。


それにしても『お祭りの大会』という雰囲気が出ていて、
こういう大会も年1回くらいなら参加するのも良いかな、と思いました。

怪獣の着ぐるみや派手なカツラ等、私ではとても出来ませんが。

しかしながら、流行りのメイドが居なかったのには納得いきませんでしたが(嘘です)


=成績発表=


私は前日豪運を使い過ぎてしまいましてね。
運がスカスカで盛り上がりませんでした。
3・2・4・1、でハンデを引いて▲3.6p。

参加費を賭けた小川君は+49.6p。
チッ、一生の不覚だ…


参加ペア88組

店長&姫 ・15位
佐竹&小川・30位
後藤&吉崎・45位
真帆&深井・49位
佐藤&浅見・59位



そして!なんと!

村上&新井組が3位入賞!

新井君は一昨年も参加して、その時にも4位
いや〜、実際大したもんですよ。
確か、麻雀を覚えて3年くらいとか言ってたし、
道を誤らなければ今後も期待出来るでしょう。
※どう誤らなければ、なのかは後ほどミニゲームについてを参照


ん?

あと一組残ってますね〜。

おめでとう!

☆平山&増ジイ組・優勝!!☆

平山さんは個人順位でも優勝です。


いやー、めろん組大活躍のペアマッチでした。




で、まだ少しだけ書きたい事がありましてね。


4回戦を終了してから成績発表までの間にミニゲームが行われました。
ポーカーやフルーツゲーム等にあったビッグorスモールみたいなものです。

123456789
123456789

牌を使って各卓で(最終戦の各卓が1組)このように出目用に置いときます。

前で係りが牌を引きます。
5であれば

1234■6789
123456789

こうして、次に引かれる牌が5より上か下か同じかを当てるゲームです。

44卓で当てっこをして、最後の1卓が賞品を貰えます。

さて、ここで奇妙な現象に遭遇しました。

2が引かれて

1■3■■6■8■
123■56789

こんな状態で、あちこちから「当然上だね」との声が聞こえてくる。

は?随分簡単に当然と言い切るね、と周りを見渡す。

この時点で何組残っていたかは、自分達の卓が早めに負けたので数えていなかったが、(死角もあるので全て把握出来ない)その組と下を選んでいる組の数しだいでは、1の方が期待値は高い。

2戦目、2回目か3回目に2が出る。

1■3456■89
123456789

正確に覚えていないので、こうだとしよう。
まだまだ35組くらい残っている。

予想は上ばかりで下が1組。

「ここは下が正着なんですけどね」
と、同卓者に進言して外れる。

その試合がその後[同じ]が出て無効になり再戦。
一発目に2が出る。

1■3456789
123456789

44卓残っていて、下を選択しているのはヒサト氏の卓のみ。


皆キチンと考えているのだろうか?

司会者は親切に「今から下にしても良いんですよ」とか、
「同じ」を選ぶ人はなかなかいませんね、と言っている。

まあ、卓の総意なので解ってて意見を言わない人もいるとは思う。
私も、前回下を進言して外してるので、
再度言いずらくて「好きに決めて下さい」としときましたし。
(上を選択してましたが、説明するのも面倒だし)

が、しかしですね、これ、

下を選択する一手ですから

この時点でヒサト氏卓、44卓あるのに1/8.5で優勝出来る

1卓増えても1/17である。(次を1/2の戦いをする前提)
そして、下を3卓目として選ぶのは、上を選択するよりもマシだが最善手ではない。

3卓目として下を選ぶと優勝確率は1/25.5。(次を1/3の戦いをする前提)

『同じ』は1/17なのでこっちが正解。


皆、目先の1回をクリアする事にばかり囚われて、
44卓の中での優勝を目指している事に気付かないのである。


心の中でこう思う。

『この程度の期待値計算も出来ないのでは、麻雀で勝てないでしょうね』と。


そして、麻雀に通ずる面白い例えを思いついたので記したい。

■■■■5■■■■
123■56789

ここまでの戦いで3人になった。
次は4より上か下かである。

A君は下、B君は上を選択している。
そしてC君はというと、


なんと「ここまでの流れを考慮して下」を選択。


1/3の勝負だと思ってたA君は、C君の流れ論によって1/6に押しやられ、
同じく1/3だと思ってたB君は望外の2/3をゲット。


これが、心の弱い流れ論者が、泥沼に入ってゆくメカニズムではなかろうか?

A君とB君は1/6に押しやられる事もあるだろうが、2/3も頂く事が出来る。
しかし心が弱って正常じゃなくなったC君は、1/3を選び続ければ対等なのに、
魔が差したように自ら1/6を選択してしまう。
負けは必至である。

※二人目も上を選べば、C君の流れ論の被害を受けないのですが、例えなので了承を。



と、まあ、お祭りのペアマッチの話しが思わず固くなりましたが、
めろん組 的に非常に盛り上がった大会でした。
posted by 佐竹孝司(豪運王) at 02:12| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか楽しい大会でしたね〜!めろんの会の選手が活躍したのは大変うれしいです。来年は負けないように頑張りましょう!! PS来年は足を引っ張らないでくださいね(笑)
Posted by 小川(桶川の奇跡) at 2006年01月17日 12:30
佐竹村が「下を選択する一手ですから」とは驚きです。いかにも簡単に上を選択するタイプだと思っていましたが失礼しました。

上か下かは全員が決めてから発表するんでしょうね。競馬のオッズもこういう風にすれば実力差が出て儲けの対象になり得ますから面白いんですけどね。 投票〆切までオッズがわからないということですね。
そうなると、初級者は的はずれな馬券を買い、中級者はデータを分析し、最も勝つ可能性の高い馬を買います。しかし、上級者になると単に強い馬がどれかではなく、オッズがどうか、つまり馬券を買う人の平均レベルや心理を読んでの選択となるわけです。

麻雀も同様ですね。
相手のレベルが読めないと最善の手は打てません。
その牌の上下のゲームも、仮にレベルがある程度高い人の集まりならば、「ほとんどの人が下を選択するだろうから、結局は上を選択した方が期待値が高くなるはずだ!」というような読みがなりたちます。
どんな競技・ゲームでもレベルが上がると興味が倍増するのは、決して個人の表面の技術だけではないということだと思います。

そんなことより、
平山さん、おめでとうございました!
また遊んでください。

Posted by X at 2006年01月17日 13:09
小川君

ま、豪運貯蔵タンクも空になる事もあるからねぇ。
来年な勝ちますからね。

最強X氏

あんな簡単なの私でも間違えませんよー。
選択は一斉ではなく、ばらばらと。しかも様子を見てから変える余裕もありましたよ。
それでいてそんなでした。恐らく、解っていて進言しない人が多かったのだと、そう思いたいです。
ちなみに、ヒサト氏卓が下を選び、引かれた牌は1でした。美味し過ぎる。
Posted by 佐竹 at 2006年01月17日 14:30
最強Xさん お祝いのお言葉有難うございます 馬身セットで何度かお相手して頂きましたが、X氏の対局雰囲気を盛り上げるトークと、相手の心理や手牌を鋭く読みきり、狭い隙間を潜り抜け、ギリギリの一巡勝負で危険牌をエサにして当たり牌を出させる技術に驚かされました。これからも「めろんの樹」でお会いする事が度々あると思いますが、たまには「めろんリーグ」を観戦して、若手選手に色々とご指導して下さい。トーナメント戦にも是非ゲスト参加して頂きたいと思っています。僕が思うに、意識のレベルはかなり高い水準の集まりだと思っています、宜しくお願いします
Posted by 平山 at 2006年01月18日 01:53
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