2005年12月08日

目が無い時・佐竹

昨日、度胸桜吹雪氏のHPで興味深いコメントがありました。

度胸桜吹雪氏のHP↓

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=mahjongpro&P=0&MD=

携帯からで、打ち込むのが面倒な人はYahoo!モバイルで、
『度胸桜吹雪』で検索して飛んで下さい。

マージャン雑感の

[3]2005/12/5(月)
矜持、その曖昧さよ

である。

片山先生のノーマーク爆牌党でも、そんなシーンが描かれていました。

ネタも不足してる事であるし、
ひとつここは便乗して、私なりの考えでもまとめておこう。

後輩に「佐竹さんは目無しの時はどう考えて、どう打ってるんですか?」
と聞かれ、「まぁ、適当に」とか答えていられないしね。


・優勝や通過の目が無くなったら、場を乱さないように

恐らくこの答えがプロとしての模範解答ではある。

しかし、人間は感情の動物である。
それを完全に抑え込んで打てるもんでは無いだろう。
抑える努力をしながらも、ほんの少しそれが出てしまう事は排除しきれないと思う。

それに、その対局が決勝か、予選か、リーグ戦かで、目無し側の意識も変わって当然だろう。

私は過去に決勝の場で、そういう感情に駆られた牌を、1牌だけ切った事がある。
今では少し後悔している。

そんな感情でその1牌を切っていなければ、単なる清々しいまでの大敗であったのだが、
その1牌のおかげで、負けた上に心にシコリが残ったままである。


予選やリーグ戦の場では、少しの感情で打牌が変わるのは当たり前だと思っている。
なんだか、対局の場で変わるのはおかしい気もするが、今はそう思っている。

『こいつ、この前の予選で、目無しの状況で通過の無いアガリで足を引っ張られたな』
となれば、自分の目が無ければ同じ事をして差し上げます。

『あ、この人目無しの時、じっとおとなしくしててくれたな』
となれば、それをそのままお返しします。

これは普通で当然の事だと思っている。


逆に言えば、

=目無しが自分に有利に打ってくれるような人間になる努力も必要だと思っている=


これは、対局でのみそう思ってもらうのではなく、
対局以外の普段の付き合い、また、付き合いは無くとも、
その人の麻雀に対する真摯な姿勢からでもそう思ってもらえる。
少なくとも、いい加減な人間よりは『勝ってもらいたい』と思ってくれるはずだ。

私が昇・降級に関係無く、脇の二人が降級ライン上で争っている。
二人には貸しも借りもない(対局的な)。
一人はいい加減な印象のÅで、一人は麻雀への真摯な姿勢を感じさせるB。
私にはBに残留して欲しいという感情は抑えられないし、
打牌に現れる事もあるかもしれない。

そんな場面で、残って欲しい、昇級してほしい、と思ってもらえる努力も、
技術、精神の鍛錬と同時に必要だと思う。

対局内容的には、

自分の通過が無いから、サクサク早アガリで終了させてさっさと帰りましょう。

こういう人は大事な場面で、目無しにキツく打たれる可能性を上げている、と私は考えます。



さて、日曜日に↓のなに切るを載せました。

一発・赤・裏無しの競技麻雀ルール

東1局 子 7巡目 ドラ四


二二四六六567CDEEG  ツモ6


反響はメールで微々たるものでした(笑
ですので、聞きたい人にこちらからメールを送り付けて回答を頂きました。

その前にちょっと話しが逸れます。

麻雀の戦術や打牌について語る(書く)場合、
状況が細かく分かっていなければ、本来全ての回答の後に

【※状況によってはそうとは限らない】

を、毎回毎回入れなくてはなりません。

以前、競技ルール、フリールール、それと完先に関する記事を書いた時、
先制リーチを受け、競技麻雀ならドラ3枚あったら毎回完全無視・・・
と、書いたが、私はそういう選択が多いのは確かだが、例外ももちろん存在する。

今回の問題で言えば、この手、
東1局から鳴いてカンチャンの2000点テンパイ、はありえないと信じるが、
状況によればそうしない方がぬるい場合もあろう。

しかし、※〜〜〜を、毎回入れるのは面倒なので、状況を特に細かく書いていない場合、
私の(何切るの場合その人の)基準の内でもっともごく普通の○○巡目、
とする事をこのブログでの暗黙の前提にして下さい。


さて、私の打牌はGです。

理由は色々ある訳ですが、私にはこの手はチャンス手に見えます。
2600点で終わる可能性は出来る限り下げたいところ。
裏目のFを痛恨に感じません。

むしろ三or五を引いた時に

二二四五六567CDEEG
このテンパイ形を逃すよりも

二二四五六六5667CDE
このイーシャンテンを逃してる方が嫌です。

そしてFの受け入れを残した場合、
約3回に1回はFが先に埋まりますが、
約2回はマンズが先に埋まります。
約4回に1回弱は先にGとDが振り代わりますが。

ソウズを残した場合、マンズが埋まるよりソウズの必要牌を1枚引く方が早く、
イーシャンテン形は、

二二四六六45667CDE
二二四六六56677CDE等

になってる事が多く、
これなら約2回に1回はリーチ打てる形だし、
リーチ打つ必要の無いツモッパネまであります。

打点を無視しても、テンパイが目標では無くて、上がりが目標の場合(面前で)、
リャンシャンテンに戻した方が早いのでは?
と思ってるくらいです。(これは間違ってる可能性も大ですが)

また、必要牌が薄くなって来た時や、
攻撃を受けた時のチートイツへの移行も視野に入れています。

最強X氏から、G切るなら先にE切って欲しい、との意見がありましたが、
チートイツの目を残したい、というのと、万が一のE引きで6切りでの

二二四六六567CDEEE

の形は、受けが少ないんですが、悪くもないなと私は感じます。

と、言うのが主な理由です。


また、連盟Aルールは連盟の猛者に聞くのが一番と思い、
不肖の弟子・小川君の為に、
多井隆晴さん(A1・先日王位戦優勝)、
河野高志さん(A2・19・20・21期十段戦三連覇)にも打牌選択を聞きました。

多井さん=チートイも含めてツモってきたソウズに意味を持たせたいのでGかな?
よほど場況でFが良くてソウズが良くない、その時は変わるけどね。

河野さん=Gです。マンズは切れない。ソウズはよっぽどの状況以外ありえない。

との回答です。
佐竹クラス100人がGと言うより、
この二人がGと答えた事が小川君にとっては嬉しいでしょう。

さて他の方の回答です。


平山さん=G切り

島田竜也=G切り

斉藤実=6切り以外ありえん

オカルT氏=手出しで6切り

押しのH氏=巡目を考慮して、即決狙いで6切り

マイティーY氏=微妙ですがGを選択します。

最強]氏=六切り
ブログに書くなら上手く書いて、との要請でしたが自信が無いので、
『六切りに関する部分』だけを原文から抜粋します。

私は六切りを推奨しておきましょう。
一発・赤・裏無しとのことなので、
古くより玄人好みと言われている三色にこだわってみました。

ロスは三引きですが、この場合即のテンパイをのがしても、所詮カンF待ちです。
その場合、六をもう1枚切るか二切りでしょうね。
多くは六切りでしょうか、私は二切りなんですけどね。
六がカブった場合、…これは諦めて手出しで六。
でもせっかくですから3枚目は出来うる限り温存したいですね。

理想形は
二二四五六45667CDE や
二二四五六456CDDEE あたりでしょうか。
状況が変わらない(分からないの間違いでしょうか?)、
しかも裏も無い競技ルールなら、高く高くいきましょう!?

先ほど、理想形を2パターン書きましたが、
いずれも2巡後には成就できる形ですからまんざらでもないでしょう。
とにかくF引きのロスは痛いですし、
6切りも『押しのH氏』らしい実戦的な打牌ですが、
我々の麻雀のルールでは有効でも競技ルールでは4758引きのロスが、
期待値を含めて大きいですね。


ひとつの牌姿を見ても、
交わし手に見える人もいればチャンス手に見える人もいる。

ある巡目を、遅いという人もいれば、まだ間に合うという人もいます。

麻雀を打つ人が、あらゆる局面を同じに判断していたら結構つまらないと思います。

色々な考え方の人が集まって、自分の判断が正しいと信じて打ち合うから面白いゲームなのでしょうね。





なんか、三時間位かかったのに、締めがイマイチなのが気に入らん・・・。


posted by 佐竹孝司(豪運王) at 00:19| Comment(8) | TrackBack(0) | 麻雀(コラム・戦術・何切る等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 佐竹さんの最後のコメント、いいですね。すてきな文章だと思います。

 が、前半は全然共感できませんよ!
 少なくとも自分は目のない人に意味なく特別にぬるくしてもらうよりはまだきつく打ってもらった方がいいです。
 ましてや、自分が決勝に残ったとして、後で「実はあの局面で自分に目がないから普段仲良しな君に甘く打っちゃった」なんていわれたりしたらすさまじくブルーになると思います。

 人としてみんなに好かれたり、応援してくれる人が多くなるように心がけるのはとてもよいことですが、その目的が「卓上で味方になってほしい」というのはちょっと寂しいというか悲しい気がします。
Posted by オカルt at 2005年12月08日 02:34
 追伸。

 十段戦の牌譜の見どころはいっぱいありますが、自分としては沢崎プロの目がなくなってからの打ち方に目が引かれました。まだ見てなかったら、今度会う時牌譜をお貸ししますよ。
Posted by オカルt at 2005年12月08日 02:38
うまく伝わらない部分を少し解説。

もし決勝に残ることがあれば、目が無くなったら、場を乱さないように打ちますよ。
後悔してる、と書いたところで、そう読み取ってもらえると思ったのですが。

感情は極力抑えますよ。
「目が無いから2万点でも5万点でも打つよ」なんて麻雀、ありえません。
それこそ、暗黙の前提として考え欲しいところです。
ただ、二件リーチに対して共通の安牌が無い場合等の打牌に、出てしまう事もあるのでは?と感じたので。

目が無いのにわざわざキツく打つ必要はありませんよね?
と言うか、普通何もしませんよね。
目無しに、何にもならない上がりで終わらせられるほどキツい事はないですが、わざわざそう打って欲しいとは私は思いません。
T君が目の無い時、師匠筋の人がラス親で頑張ってるのに1000点とかでキツく上がりますか?


あと、同じ事を返す、との記述についてですが、何もしないのは普通の事なので普通に返します。
が、足を引っ張られた場合のお返しは、他二人の迷惑にならないか確認の上で。という事を付け加えておきます。


普段の付き合いに、そんな下心みたいな考えを持った事は無いですね。

付き合いよりも、普段の行動や姿勢でそう思われる努力はすべき、という意味で書いたつもりなんですが。文章力が無くすみません。
Posted by 佐竹 at 2005年12月08日 03:37
 自分に目がないときにきつく打つなんてことはしません。というかはじめから一切なにもしないように打つと思います。1000点でがんばってあがるとかありえません。
 ちなみに自分は目がないときにきつく打つべき、とかそういうことは一切書いてないですよ・・・。「特にぬるく」打たれるのはいやだといっているだけで、自分を対象にえこひいきで打たれるくらいならきついほうがましだ、といっている程度です。

>普段の付き合いに、そんな下心みたいな考えを持った事は無いですね。

 この部分でちょっと佐竹さんの考え方を読み違えていたかもしれません。
 目無しの人の打ち方を自分に有利にしてもらえることを利点として掲げちゃうのはちょっとあざといし、ましてやそのために周りによく見られようとするのかな?と思ったわけですが、そういうわけではないのでしたら訂正します。
Posted by オカルt at 2005年12月08日 11:47
いえ、私の文章力の無さが原因です。

大体、連盟内で私は、
・派手な格好の変な奴
・飲みに行けば人の3倍のペースで飲みやがる
・しかも、根拠の無い自信に満ち溢れ、大口を叩く
・下手なのに運だけでB1まで上がった奴

くらいに思われていそうです。

知らない人(又はイマイチ好感持てない人)とT君の師匠の二件リーチ。
親と武田君が目無し。
巡目はまだまだ残ってるが、共通安牌は使い果たした。

この質問に、師匠に通る牌を選択するとの答えに、
自分の考えをしっかり持っているのだと感心しました。


状況は同じで、相手二人はまったく話さない人、しかし片方の人は過去に、逆の立場の時に、自分に通ってない牌を切って(その人の都合でだが)アガリを拾えた事がある事を思い出しました、どういう感情でどっちに通る牌を選択するのでしょうか?

なんかシツコイですが、
感情を完全に抑えて、なんてことは出来ないんじゃないのかな?と、いうことを私は思ったわけです。


あまりにシツコクて、イヤラシイので答えなくていいですよ。
Posted by 佐竹 at 2005年12月08日 12:51
このままだと人によっては「こいつ、頭がおかしいんじゃねえか!」と思われるかも知れないので、若干、弁明させて頂きます。

まず、7順目で状況を無視できる局面は稀だと思うのでまともな回答ができないというのが本音のところです。とつげき君に言わせれば「そんなのヌルイ!」ということでしょうが、そういうしかありません。

ですから、もともと「何切る問題」はほとんど意味が薄く「近代麻雀」などでもヒサトとタッキーがやりあっていましたが、あれは企画であり、レベルを下げているのでしょうが、ほんとにしょうもないやり取りでした。捨て牌くらいは出さないと成り立たないのですが、その手間やスペースを考えるとなかなか割りが合わないのでしょう。


私としては、佐竹さんは「二通り」を前提として出題されましたが、仮に状況を無視したとしても、もっと何通りもあるということが言いたかっただけなのです。


仮にプロの方に聞けばGが半分を占めるのは
容易に予想できます。
6を選ぶ人は初心者か、かなり打ちなれている人だと思います。

私はオチャラケで六と言いましたが、
そのあとのコメントも含め、大した意味はありません。
ただ、実際、出題者の佐竹さんや「押し」のH氏からも「それもある」というお墨付きをいただきました。

ですから、「二つの内のどちらかだ」とか
無意識に「この一手」と思っている中には
状況次第では他の手筋があることは
結構多いという指摘をしたかったのです。

でも、Gを切るならEを切る局面の方が
私は実際に多いです。

しかし、皆さんの意見は多いに参考になりました。
表現の違いだけなのでしょうが、持ってきた6
に意味を持たせたい、というのは面白いです。
我々クラスは単に6が来たという事実をどう活かすかとしか考えられません。


もう一つ。
私はこの手から「チートイツ」は一切見ません。
Gを切って
二二四六六 5667 CDEE

ここまではごく平凡で、確かにチートイの
2シャテンです。
しかし、何を引いたらチートイのイシャテンにするのでしょう。
私は、四がトイつればEを落としますし、
同様に、5,7の場合もEで
CDの場合は6切りです。
また、チートイツに絶好の牌を持ってきても
四はもちろん、57CDのいずれも落としません。
つまりいずれも「チートイツ以外」の
イシャテンに構えるので、チートイには
なり得ないのです。
とはいえ、佐竹さんはチートイツの
名手ですからね。

とにかく、打牌というものは、
「次に何が来たら何を切る」という全ての
可能性を決めていても、一巡や他家の一打で
その候補が変わってくるものです。

このように複雑であり、打ち手による
捉え方も複雑なので面白いのでしょう。
私も今回の佐竹さんの締めくくり方には
オカルT氏同様感銘を受けました。

前半部に関しては
ノーコメントです。
私自身、そのように過去のことや
知り合いの度合いなどに打牌を
影響されたことなど一度もありません。

しかし、できうるなら、
何の意味のない局は打ちたくないですし、
せめて、その拷問にも似た状況を
自虐ギャグで笑いを取りたいと知恵を絞りますね。





















Posted by at 2005年12月08日 18:52
すみません。また名前を忘れました。
Posted by X at 2005年12月08日 18:55
6以外ありえんです。もう一回見てみたけどまた6だった。これは先に二三五六をつもって来ないと苦しいかな、その間に4なら7DならGを切り替える、ドラ切りテンパイはとりません。
Posted by at 2005年12月08日 20:24
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