私は、今は実家の仕事をやっていますが、
30才前に家に帰るまでは、色々な仕事をやっていました。
ネタになりそうな仕事もいくつかありますので、
麻雀の考え方や打ち方に無理矢理結び付けて書いてみようかと思います。
私ですね、実はパチンコで食ってた時期があるんです。
最初に本格的にパチプロやり始めたのは21才の頃ですかね。
その後実家に帰るまでに、パチプロ飽きたら仕事見つける(おもに水商売)、
仕事に飽きたらパチプロ、って状態を繰り返してました。
パチプロにも種類がありましてね、
攻略プロ・パチンコ機に組まれているプログラム等を解析して攻略する。
開店プロ・主に新規開店、新装開店、の店を回る。
地グマ ・一つの店の常連となり、店の玉の出し方の傾向等を自分なりに研究・対策する。
この3つに大別出来ます。
一昔前に”梁山泊”という集団が有名になりましたが、
彼らは攻略プロでした。
※今は、攻略情報を販売する会社になってるようですが
私がやっていたのは開店プロです。
この開店プロにも2通りあります。
個人、又は友人数名と行動する人と、
パチプロ団体に所属して行動する人です。
はぁ〜!?パチンコのプロ団体!?
と驚く人もいるかも知れませんがw、
別にどこかから認定されたり、試験があるわけでもありません。
個人で動くよりも効率が良く、開店待ちの列並び等でも楽できるし、
地グマとのトラブルがあった場合の解決等にも都合が良いので、徒党を組んでるだけです。
団体に所属する前の、開店前の並びは過酷な時もありました。
スロットで朝6時くらいから並んでた時もありました。
並んでたっつっても、店の前で寝てるんですが。
ふと思うんですが、
私のパチプロ時代と比べるとパチンコとスロットの過激性が逆転してますよね?
昔はスロットだと10万出るのは珍しかったのに対し、
パチンコの方が20万近く勝てる台がありました。
私のハイスコアはスロットだとスーパーバニーガールで13万くらい。
パチンコはスーパーコンビで25万くらい。
=スーパーコンビ=
往年の名機
役物上部から玉が飛び込み、
坂を滑り落ちて三つの穴が開いている皿の上をクルクルまわり、
手前の穴に落ちると大当たり。
それで、5000発。
今時の画面のリーチ演出など比べるべくもない盛り上がり感。
玉が手前の穴に落ちる瞬間の恍惚感・・・
やはりパチンコは一発台に限りますよね。
今でも探せば置いてある店もあるのでしょうか?
私がパチプロを離れてた時期に
《ビッキーチャンス》
というバカ台が出た時は、閉店すると同時に並んでたそうですw
そのビッキーチャンスなど、
友人のパチプロが20万の勝ちで、
結構真面目に不満そうにしてたそうです。
私が所属していたのは《日の丸リサーチ》という団体です。
会員が主に、埼玉・東京・群馬にいて、
各会員が地元の開店情報を事務所に連絡します。
会員は朝、事務所に電話して開店情報を聞き、本日どこを回るかを考えます。
※今なら恐らく、携帯にメールで送信、くらいになってるでしょうか
ある時、近場に目ぼしい店が無くて、
群馬の桐生まで遠征。
予想に反し美味しい店で、現地で宿泊しながら攻めた事もありました。
このパチプロ団体、
事務所も構えていて、事務員はきちんと雇ってます。
会員から会費を取ってましたから。
当時、月11000円だったかな?
会員が日替わりで担当なんて事はありません。
年に1回、年末に上野のホテルのパーティー会場で、
総会なんてやってましたしねw
会費がどのように使われたのか、とかの報告もしっかりとありました。
今年入会の新人の挨拶とかw
今思い出すとちょっと笑える。
さて、少し麻雀と話しを絡ませていこう。
※最強X氏の色紙の話しと被ってしまう内容ではありますが
新装の良い店が無いので地元でパチンコを打ってると、
夕方6時頃にパチプロではない友人が現れ、
>「どの台が良いかな?」
「どれも同じだよ」
「え〜、でも回り(回転数)の良さそうな台あるでしょ?」
「ん?いやいや、どの台も出る時は出るから」
「そりゃそうだけどさ、回転数が良い方がいいんでしょ?」
『うぜ〜・・・』
確かにパチプロとして仕事で打ってる者にとって、
例えば、千円あたり30回転する台と25回転の台では、
1日単位ではさほどでなくとも、月間・年間では大変な差となって現れる。
※素人のオバチャンが、保留が4っの状態でバラバラ玉を打ち出してたりしますが、
これはもう年間いくらになるのか、考えただけでも恐ろしい程の無駄玉。
が、月に4・5回、夕方に来て3・4時間遊ぶのならば、
どの台も同じ様なもんです。
私が25回転の台を勧めても、後から隣の15回転の台に座ったオバちゃんが
パカパカに連チャンする可能性だって決して低くはありません。
ただ、ボーダーが20回転として1年打てば、
25回転の台は必勝で、15回転の台は必敗である。
だからこそ開店プロは、釘(設定)が甘く調整されている新規・新装開店を回るのである。
月に少々遊ぶくらいならば、
適当な台でも勝てる時は勝てるし、負ける時は負ける。
しかし、仕事として打つならば、良く回る台を探して打ち続ける。
たまたまその日勝てなくても、
千円あたりの回転数が落ちてなければ、次の日もひたすら打ち続ける。
大当たり確率は集束に向かおうとします
麻雀にも当てはめる事が出来るのではないでしょうか?
月に4・5半荘ならば、有利な打牌を選択し続けても、
その通りの結果にならない事もあります。
意味不明な打牌選択に負ける事もしばしば起こるでしょう。
奇抜な打牌が功を奏して勝つ事もあるでしょう。
(短期の決勝だと、それが必要と言う人もいるくらいですが)
しかしですね、月に100荘、200荘、
または《稼ぐ為の仕事として打つ》ならば、
少しでも有益なな行動を取り続けるべきだと、
私個人はそう思います。
※プロ雀士として自分だけの《売り》を求める為に多少損な打牌をするのは、
自己の演出としての行為として否定するものではありません。
というか、あった方がカッコいい気もします。
そうそう、当時こんな事を言ってるパチプロがいました。
「あの台のロムは今流れが良い」
ですって・・・
いっそ、これくらいの人が麻雀で流れを語るのは許せる気がしますw